敵国から嫁いできた悪役王女……のつもりだったのですが、めちゃくちゃ大事にされている上に、契約結婚になるようです。
こうして私は、万年筆サイズのご令嬢を、自分の私室に連れて帰ることにした。
そして、部屋を立ちさろうとしたところで、気が付いた。
(机がぐちゃぐちゃ……)
机上を汚したのは私ではなく、万年筆令嬢である。
しかし私はマメで親切心に溢れているので、彼女を連れ帰る時に机上の本を整えることにした。
右手に万年筆令嬢、左手で事を成すというのは大変だったけれども、なんだかんだ友人が助けてくれたのでうまく整えることができた。
そして、本を整え終わった後に残ったのは、散らばる魔法画だ。
私が際どい角度で写っている大量の魔法画。
(……)
わたしは、魔法画を一つの束にまとめて机の中心に置く。
そして、その横にメモを残すことにした。
内容はこうだ。
『誰が撮った魔法画なの〜』