敵国から嫁いできた悪役王女……のつもりだったのですが、めちゃくちゃ大事にされている上に、契約結婚になるようです。
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三人目の令嬢は、マイケルのことが大好きだという令嬢だった。
スーザン=スコールズ。
柔らかい茶色の髪が親しみやすい伯爵令嬢である。
「わ、わ、わたし、頑張ります! よろしくお願いします!」
彼女は特筆すべきもののない令嬢だった。
見た目はそこそこ、勉強は普通、素直さが取り柄で、なによりマイケルを好きなのだという。
「私が男子生徒に絡まれていたときに、助けてくださったんです」
思い出を語る彼女の瞳はキラキラと輝いていた。
マイケルが少し微笑んだだけで、「はわわわ」と興奮していたし、ちょっとエスコートするだけで「私、今日死んでもいいです……」と喜んでいた。
可愛かったし、その反応を見るのは楽しかった。
ただ、正直……。
(僕のどこがそんなに好きなんだ?)