悪役王女の数奇な嫁入り 〜契約結婚でもいいですが、そのうち後悔すると思いますよ?〜


「なんてことをしたの!」

 その後、アイリス姉さまは魔王のような顔をして私の手を掴むと、自室に私を引き連れていった。

「いつもと違って、着飾っていると思ったら!」
「第二王子が、今日はそういう話し合いだと言っていた」
「あなた、まだあんな奴と話をしてるの!?」
「私からは近づかない。でも、第二王子エクバルトは私の体を触りたがるから」
「――だから近づかせるなって言ってるでしょう!!!」

 ヴィンセント火山のように噴火したアイリス姉さまに、私は口を閉ざす。
 
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