私の運命の人
長い春休みに入ると、アルバイトにも復帰した。
「ゆりりー、おかえり! 大学合格おめでとう!」
真由子さんが満面の笑みでハグをしてくれる。
「ありがとうございます。これからはできるだけシフトに入って恩返ししますね」
「頼りにしてる。坂井くんも立派に大きくなったわよー。彼お目当ての若いお客様も増えて、おかげで売り上げも上々なの」
「そうなんですね。次に一緒にシフトに入る時が楽しみです。私も腕が落ちてるからしっかり練習しないと」
そう思っていたけれど、意外とすぐに勘が戻った。
「さっすがゆりり。相変わらず美しいクレープ生地ね」
「大丈夫そうですか? よかった。でもメニューが随分替わってますね。カスタードいちごミルフィーユ? 何これ、美味しいに決まってます!」
「あはは! もちろん美味しいわよ」
真由子さんは私に説明しながら一つ作ってみせる。
「味見してみて」
私は死角になる冷蔵庫の裏に回って早速食べてみた。
「んー、美味しい!」
サクサクのパイとクレープの生地、甘いカスタードクリームといちごの酸味がちょうどよく、トッピングのパイフレークはホイップクリームと相まってパフェのような満足感がある。
エキストラでアイスクリームも載せられるとあって、人気があるのも納得だった。
「美味しいでしょう? 一番売れ行きがいいから、作り方覚えておいてね。あと、いちごの下ごしらえもお願い」
「はい、やっておきます」
いちごのヘタを取って四等分し、パイやフレークもケースに補充していると、女性のお客様が数人入って来た。
「いらっしゃいませ」
笑顔で声をかけると「ミルフィーユクレープお願いします!」とすぐにオーダーを受ける。
どうやらリピーターのようだ。
「カスタードいちごミルフィーユクレープですね、ありがとうございます。八十円追加でアイスクリームもトッピングできますが、いかがでしょう?」
「そうなんですね。じゃあバニラアイスを載せようかな」
「かしこまりました」
私はお会計を先に済ませると、頭の中で工程を思い出しながら丁寧に作る。
「お待たせいたしました」
「わあ、美味しそう!」
笑顔で受け取ってもらえ、こちらまで嬉しくなる。
(やっぱりこのバイト好きだな)
そう思いながら、忙しくしつつも久しぶりのアルバイトを楽しんだ。
「ゆりりー、おかえり! 大学合格おめでとう!」
真由子さんが満面の笑みでハグをしてくれる。
「ありがとうございます。これからはできるだけシフトに入って恩返ししますね」
「頼りにしてる。坂井くんも立派に大きくなったわよー。彼お目当ての若いお客様も増えて、おかげで売り上げも上々なの」
「そうなんですね。次に一緒にシフトに入る時が楽しみです。私も腕が落ちてるからしっかり練習しないと」
そう思っていたけれど、意外とすぐに勘が戻った。
「さっすがゆりり。相変わらず美しいクレープ生地ね」
「大丈夫そうですか? よかった。でもメニューが随分替わってますね。カスタードいちごミルフィーユ? 何これ、美味しいに決まってます!」
「あはは! もちろん美味しいわよ」
真由子さんは私に説明しながら一つ作ってみせる。
「味見してみて」
私は死角になる冷蔵庫の裏に回って早速食べてみた。
「んー、美味しい!」
サクサクのパイとクレープの生地、甘いカスタードクリームといちごの酸味がちょうどよく、トッピングのパイフレークはホイップクリームと相まってパフェのような満足感がある。
エキストラでアイスクリームも載せられるとあって、人気があるのも納得だった。
「美味しいでしょう? 一番売れ行きがいいから、作り方覚えておいてね。あと、いちごの下ごしらえもお願い」
「はい、やっておきます」
いちごのヘタを取って四等分し、パイやフレークもケースに補充していると、女性のお客様が数人入って来た。
「いらっしゃいませ」
笑顔で声をかけると「ミルフィーユクレープお願いします!」とすぐにオーダーを受ける。
どうやらリピーターのようだ。
「カスタードいちごミルフィーユクレープですね、ありがとうございます。八十円追加でアイスクリームもトッピングできますが、いかがでしょう?」
「そうなんですね。じゃあバニラアイスを載せようかな」
「かしこまりました」
私はお会計を先に済ませると、頭の中で工程を思い出しながら丁寧に作る。
「お待たせいたしました」
「わあ、美味しそう!」
笑顔で受け取ってもらえ、こちらまで嬉しくなる。
(やっぱりこのバイト好きだな)
そう思いながら、忙しくしつつも久しぶりのアルバイトを楽しんだ。