きみと、どうかしてる。
「悪かった」
「へ?」
「心配だけじゃなくて、興味本位で聞いたとこもあって、」
「………」
「言いたくないこと無理に言わせすぎた。反省してる」
「………」
謎に怒った次は、謎に謝り始めた…
え?千尋の情緒どうなってるの?
「はい。感想言い終わったから、この話終わり」
「え。お、終わっていいの?」
「他にも言いたいことあるなら聞くけど」
「それはないけど…」
「ん。それで、」
「"それで"!?終わらないじゃん!」
「もっと大事な話。お前さぁ、」
「な、なに……?」
「今日大人しすぎない?風邪引いた?」
車内のライトをつけて、自分とあたしのおでこに手を当てる千尋は、
「風邪?引いてないよ?」
「飯食い始めた時も顔赤かったし、」
「えっ」
「違うか。黙らせた時か」
突然、察しが良すぎる推理をするもんだから、いつまで経っても心が休まらない。
赤くもなるでしょ!飲酒バリアが張られていないのに、平然と触ってくるから!とは。
……口が裂けても言えない。絶対に。