きみと、どうかしてる。
「これじゃ熱あるかわかんねーな」
「だから風邪じゃないんだって!熱もないですから!」
「でも今もまた赤いし」
「ぐっ、」
「手だから余計分かりにくいのか。
亜美子、動くなよ」
「ひっ!!!」
手が離れたかと思えば、今度はおでこ同士がくっついて。
こんなのもう、耐えられない!!!
「ち、」
「"ち"?」
「近い近い近い近い近い近ーーーい!!」
胸の辺りをドン!と、大きな音がするほど勢いよく押して、何度も大きく深呼吸する。
「近いのよ、もう!今日ずっっっと近いの!!」
「亜美子にだけは言われたくない」
「いつもはそうだけど、今日は違うでしょ!?
学校帰りなの!イチじゃないの!
だからあたしは、何もかもが違っ、」
「………」
「………」
……あれ?
もしかして、これ。あれ?
……あたし、自爆した?
「酒飲んでないから?」
「…そっ、」
「酔ってないと照れるってこと?」
まさかの、図星も図星。
なんでこんな時に限って分かっちゃうのさ。人の心を読めるレーダーでも装備してきたの!?
「そっ、そそ、そ、そんな、そんなの、そんなわけないじゃん、何言ってんの!
まさかそんな、千尋相手に。この無敵天敵最適快適亜美子ちゃんが、照れるとか!そんな、」
「は?なんて?」
「わからなくていいの!
そのまま、何もわからないまま日々を過ごしっ、」
って、まだ喋ってる最中なのに。
両手で頬を包んで、今日一番と言い切れるほどに顔を近付けてくるから。
もう、いっそのこと楽にしてください……