婚約者の溺愛が重すぎて、普通の恋ができません!
「まあ、一人暮らしは好きなだけすればいいよ。仕事も続ければいいし、友達と遊ぶのも自由だし、やりたいことがあるなら何でもすればいい」
「……本当に?」
「ああ。真白が楽しいなら、僕はそれでいいから」
そう言って京志郎は非常な有害な笑みで微笑む。
そして、一歩私に近づいて視線をそらさずはっきり言った。
「――でも恋はダメ。恋は、僕とするって決まってるからね」
なんで恋に憧れていることまで把握しているのだ。
京志郎がいつもの優しい笑顔でにこりと笑ったのを見て、私はその場で気絶してしまいたくなった。