加納欄の冤罪シリーズ33シーズン4
「過去の映像、残ってるといいですね」

「期待しすぎるなよ」

高遠先輩が言った。

「ですよねぇ……」

しばらくして、またあたしの携帯が鳴った。

「はい、加納です」

『鉄道警察隊の水城です』

「水城さん」

『以前の相談記録を確認しました』

あたしは慌てて手帳を開いた。

「何か分かりました?」

『被害に遭った曜日はバラバラです。でも時間帯はほぼ同じです』

「今日と同じ?」

『はい。それと、乗っていた車両もほぼ同じです』

やっぱり偶然じゃない。

『三枝さんも現場を確認しています』

「三枝さんは何て?」

『小山内さんが立つ場所にも共通点がありました』

「場所?」

『いつも、同じドア付近です』

あたしは手帳に大きく丸をつけた。

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