加納欄の冤罪シリーズ33シーズン4
赤い帽子の男は、俯いたまま答えない。
「聞いてんだよ」
大山先輩の声が低くなる。
「仁」
高遠先輩が静かに止めた。
「分かってる」
そう答えた大山先輩の拳は、固く握られていた。
あたしは椅子に座り直す。
あれでも、全部じゃなかったんだ。
「欄」
高遠先輩があたしを見る。
「外に出てもいいぞ」
あたしは首を横に振った。
「いえ。ここにいます」
そして、赤い帽子の男を見た。
「どうして撮ったんですか?」
男が、初めてあたしの顔を見た。
「……出来心です」
「聞いてんだよ」
大山先輩の声が低くなる。
「仁」
高遠先輩が静かに止めた。
「分かってる」
そう答えた大山先輩の拳は、固く握られていた。
あたしは椅子に座り直す。
あれでも、全部じゃなかったんだ。
「欄」
高遠先輩があたしを見る。
「外に出てもいいぞ」
あたしは首を横に振った。
「いえ。ここにいます」
そして、赤い帽子の男を見た。
「どうして撮ったんですか?」
男が、初めてあたしの顔を見た。
「……出来心です」