加納欄の冤罪シリーズ33シーズン4
「触られたのは、お尻だけですか?」
あたしが聞くと、小山内さんは少し黙った。
「……身体も、後ろから押しつけられて」
「どのくらいの間?」
「分かりません……すごく長く感じて……」
「大丈夫です。ゆっくりでいいですよ」
小山内さんは小さく頷いた。
「触られ始めたのは、電車が動いてからですか?」
「はい」
「何回くらい?」
「何度も……離れたり、また触ってきたり……」
あたしは手帳に書き留めた。
「相手の顔や服装は見ました?」
「顔は……見てません」
「手の特徴は? 時計とか、指輪とか」
「分かりません……」
「じゃあ、腕を掴んだ時は?」
「また触られて……もう我慢できなくて」
小山内さんの声が震えた。
「振り向かないで、そのまま後ろの腕を掴みました」
つまり、その腕が吉井さんだった。
あたしが聞くと、小山内さんは少し黙った。
「……身体も、後ろから押しつけられて」
「どのくらいの間?」
「分かりません……すごく長く感じて……」
「大丈夫です。ゆっくりでいいですよ」
小山内さんは小さく頷いた。
「触られ始めたのは、電車が動いてからですか?」
「はい」
「何回くらい?」
「何度も……離れたり、また触ってきたり……」
あたしは手帳に書き留めた。
「相手の顔や服装は見ました?」
「顔は……見てません」
「手の特徴は? 時計とか、指輪とか」
「分かりません……」
「じゃあ、腕を掴んだ時は?」
「また触られて……もう我慢できなくて」
小山内さんの声が震えた。
「振り向かないで、そのまま後ろの腕を掴みました」
つまり、その腕が吉井さんだった。