アネモネの花
「で…?彼方くんの彼女ってさ、年下って…高校生?」

冗談のように言う私の言葉に、彼方くんは不思議そうな顔をして振り返る。


「あれ?やっぱ知り合いなの?…でも、もうすぐ別れるよ」



莉緒は運転してたから前を向いていたけれど、彼方くんの

“もうすぐ別れる”

という発言に、莉緒は僅かに反応していた。


「知り合いなわけないじゃん。えー、でも別れちゃうんだ?」

彼方くんは苦笑して、最近ほとんど会ってないからなぁなんて言った。
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