アネモネの花
寝てたの起こしちゃったかな…?


「あ、ごめん。寝てたよね?」


私が気まずそうに紘人に言うと、

『いや…。寝ようとしてたけど、まだ寝てないよ』

…なんてさ、


嘘、付くの下手だよ…。

紘人の状態は声が寝てる…そんな感じだった。


「着信あったみたいだけど?」

『あー。どうだったかなぁと思ってさ』


――飲み会って言っても、やっぱり男いたし…

…と、そんなところを気にしてくれてたのかな、なんて少し期待してしまう私はやっぱり単純。

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