アネモネの花
更に紘人は言葉を続ける。

『で、友達が“俺はするよ。例え、会社が逆方向でもな!”って言ってた』

「…すごいね」


私はそう答える。

聞いてきた女の子は、紘人の友達が気になってる子の方みたい。



――紘人はなんて答えたの?


そう、聞こうとして、一旦言葉を飲み込む。


だって、女の子が落とされてしまいそうな言葉を並べたのかな…

そう思うと、途端に不安になってしまったから。

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