アネモネの花
目的地に到着し、他のメンバーが徐々に集まって来ても、私はなんだか落ち着かない気持ちでいっぱいだった。


私のチームは、いつもギリギリに来る人たちが多いから、私はその待ち時間をブラブラ歩いて過ごしていた。



その時、ポケットに入れていた携帯がブルブルっと震えた。


紘人から着信だと思い、携帯の画面を見ると、やっぱり…


“着信:紘人”


…の文字。



平常心、平常心――

そんなことを心の中で唱えながら、私は一呼吸してから携帯に出た。
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