アネモネの花
それに付け加えて、


友達となにか話して来いよってのも、かなり言われた。




そんなの、紘人は大丈夫なのに…。


それは別に大丈夫ですよって言っても、お前は良くても、友達おもしろくないだろー?って全く聞く耳持たず状態。



「本当に大丈夫なのに…」


溜息まじりに言ってみたけれど、そんな私の意見を聞き入れる気は全くない様子。


絶対、みんなおもしろがってるんだ…


はぁ、と深く大きな溜息を一つつき、私は紘人のところへ向かった。
< 69 / 185 >

この作品をシェア

pagetop