ただいま!没入恋愛ちゅ
てか、こんな近くに住んでたのかシオン!
………て、にやけてどうするわたし!

週刊誌に売る~?
「わたしシオンの部屋でシオンに食べられちゃいましたぁ」
って、いやいやいやいや…!

25歳でお酒のんで酔っ払ったあげく
同じベッドで寝て、パンと珈琲まで飲んできました!って……
逆に、大スクープすぎるでしょーーーー


ーーーーー
トークを開くと
ミカから10件、まっつんから5件通知あり。

【まっつん】
モモごめんな!
明日は夜からそっち行けそうだ
泊まっていい?
モモ好き
好きだよ


好きだよ?軽っ…
なんでそんな簡単に好きって言うの?
深読みしたくないけどしちゃうでしょ。
しかもなんで夜なの!
昼間から来いってば。
他に誰かいるんでしょ?

好きって言うならもっと大切にしてよ。

…なんて、全部言えたらいいのに。

【モモ】りょーかい♡
結局いつもどおりの返信。

問題は、ミカだよなぁ…。
「なんでシオンと寝てんのよ!話聞かせて!ランチそっち行く!」
週刊誌に売るより食いつき良すぎな親友。

「なんのドラマよ!なんでシオンと恋におちてんのよ!」

「わたしが聞きたい。いや恋には全くおちてない」

「どう聞いてもそれ、恋愛ドラマの始まりでしょ!!!」

ミカが、ピザを1切れ皿にのせてからどのくらいの時間たったのか。
まだ食べる気配は1ミリも見せない。

それを横目に、わたしの反論は続く。
「だからね?恋なんか始まる気配すらないから!アイツ、~泣き顔見てつい~て言ったんだよ?泣き顔に欲情する?!キスとかハグならまだしも!酔ってるノリ?ねぇ腹立つ!」

「シオンの性癖にささったんじゃん?」
「また性癖って…」
思わず2人同時に吹き出した。

「まぁ、もうシちゃったもんは仕方ないしさ。
いっそのことシオンと付き合っちゃえば?」

「はぁ??何言ってんの?相手は芸能人でロックスターで間違いなくチャラで!」

「たしかに。女心に刺さる歌詞と、憂いをまとったメロディで女性ファン数多し。
と、ココにも書かれてますねぇ」
ミカはスマホの画面を見せつつ
「だがしかし…」
意地悪い魔女のごとく目を細めた。

「ボーカルの裏シオンは、女癖悪いとか?」
「ほらぁ…」

kickthroughの評判、噂は
音楽性と人間性で真っ二つに別れる。

「10年前の…アレのイメージが拭いきれてないんだろうねぇ」

アレかぁ。
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