加納欄の豚まんシリーズ34シーズン4
祥子さんが、こめかみを押さえた。

「ちょっと確認するわよ」

「なんだよ」

祥子さんは、男の子たちを見る。

「あなたたちが探してた加納って、女なの?」

「…………」

誰も答えない。

「なぁ?」

一人が、気まずそうに口を開いた。

「……たぶん、男」

「はぁ!?」

あたしは、思わず声が出た。

大山先輩が、眉間を押さえる。

「名字しか知らねぇ。顔も知らねぇ。性別すら違う……」

「…………」

あたしは、ぺちゃんこの豚まんを見た。

そして。

男の子たちを見る。

「男と女、間違えたの?」

「…………」

「それで?」

豚まんを持ち上げる。

「この子、こんな姿にしたの?」

「欄ちゃん」

「やっぱり、もう一発ずつ――」

「だから、やめなさい!」

「あたしが、男に見えたとか?」

「欄ちゃん」

「ま、普段の行いがな」

大山先輩!

そこ黙ってて!!

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