加納欄の豚まんシリーズ34シーズン4
「痛っ!」

あたしは、叩かれた頭を押さえた。

「何するんですか!」

「警察官が事情聴取中に恐喝すんな」

「弁償代ですよ!」

「同じだ!」

「だってぇ……」

あたしは、豚まんを見る。

もう一度、形を整えてみる。

やっぱり戻らない。

「はぁ……」

「欄ちゃん」

祥子さんが、男の子たちを指さした。

「この子たちの話、まだ終わってないからね」

「え?」

「あなたも事情聴取」

「まだやるんですかぁ?」

「当たり前でしょ!」

「でも、あたし当直……」

「それは仁に代わってもらいなさい」

「は?」

大山先輩が、固まった。

あたしは、大山先輩を見た。

「お願いします!」

「勝手に決めんな!」
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