【秘密の溺愛シリーズ】 紳士な社長の秘密を知ったら、独占欲強火の愛で娶られました
「せいぜい社長の足を引っ張らないようにするのね」
安河内さんはそれだけ言うと、きびすを返して去っていった。
彼女がいなくなったところで思わずふうっとため息が漏れた。
朝のアレを彼女に見られなくて本当によかった。一瞬とはいえ密着したとなれば、どれだけのお怒りを買うかわかったものではない。
プロジェクト中も高遠社長と直接かかわりにならないようにしなきゃ……。
社長を狙っている女性は社内にまだまだ大勢いる。その人々に恨まれたりやっかまれたりしたら、今後の会社生活に支障が出る。私はHFIという会社も、営業という仕事も大好きなのだ。むしろ社長が年配の既婚男性ならよかったのに、とすら思えてくる。
社長が指揮を執るといっても、末端社員の私は遠くから姿を見る程度よね?
せっかくプロジェクトのメンバーに選ばれたのだから、自分の時間と労力を目いっぱいつぎ込みたい。仕事とは関係のない厄介ごとに巻き込まれている場合ではない。
いいことがあったときほど気を引き締めなきゃね。
いつまでもふわふわしていたら、今度こそ足元を踏み外して階段を転がり落ちかねない。
自分を戒めながら、事務作業の続きに戻った。
安河内さんはそれだけ言うと、きびすを返して去っていった。
彼女がいなくなったところで思わずふうっとため息が漏れた。
朝のアレを彼女に見られなくて本当によかった。一瞬とはいえ密着したとなれば、どれだけのお怒りを買うかわかったものではない。
プロジェクト中も高遠社長と直接かかわりにならないようにしなきゃ……。
社長を狙っている女性は社内にまだまだ大勢いる。その人々に恨まれたりやっかまれたりしたら、今後の会社生活に支障が出る。私はHFIという会社も、営業という仕事も大好きなのだ。むしろ社長が年配の既婚男性ならよかったのに、とすら思えてくる。
社長が指揮を執るといっても、末端社員の私は遠くから姿を見る程度よね?
せっかくプロジェクトのメンバーに選ばれたのだから、自分の時間と労力を目いっぱいつぎ込みたい。仕事とは関係のない厄介ごとに巻き込まれている場合ではない。
いいことがあったときほど気を引き締めなきゃね。
いつまでもふわふわしていたら、今度こそ足元を踏み外して階段を転がり落ちかねない。
自分を戒めながら、事務作業の続きに戻った。