【秘密の溺愛シリーズ】 紳士な社長の秘密を知ったら、独占欲強火の愛で娶られました
「だからもし、今あなたになにか不測の事態で辞められたら、このプロジェクトにとって――HFIにとって、損失は大きい」
「あっ……」
やっと私は社長が言わんとする意図がわかった。やはりさっきの電話の声が社長に聞こえていたのだ。社長の仕事の邪魔をした申し訳なさと、親子げんかのみっともない姿を見せてしまった羞恥心が一緒くたになって込み上げた。
真っ赤になっているであろう私の顔を見て、社長が申し訳なさそうに眉を下げる。
「すみません、盗み聞きをするつもりはなかったのですが」
私は必死にかぶりを振った。所わきまえず大声で電話をしていた私が悪い。
「あなたが自分の人生にとって最善だと思える選択なら、私は全力で応援します。けれどそうでないのなら、辞めずに済む方法を一緒に考えましょう」
真剣な瞳で真っすぐに見つめられ、胸の奥から熱いものが込み上げてくる。
私のようなただの営業部員に対して、そこまで真摯な思いを伝えてくれる社長が他にいるだろうか。一人ひとりに誠実に向き合ってくれる社長がだからこそ、私達社員は皆彼について行きたいと思えるのだ。
気づいたら「実は」と切りだしていた。社長は黙って私の話を最後まで聞いてくれた。
「あっ……」
やっと私は社長が言わんとする意図がわかった。やはりさっきの電話の声が社長に聞こえていたのだ。社長の仕事の邪魔をした申し訳なさと、親子げんかのみっともない姿を見せてしまった羞恥心が一緒くたになって込み上げた。
真っ赤になっているであろう私の顔を見て、社長が申し訳なさそうに眉を下げる。
「すみません、盗み聞きをするつもりはなかったのですが」
私は必死にかぶりを振った。所わきまえず大声で電話をしていた私が悪い。
「あなたが自分の人生にとって最善だと思える選択なら、私は全力で応援します。けれどそうでないのなら、辞めずに済む方法を一緒に考えましょう」
真剣な瞳で真っすぐに見つめられ、胸の奥から熱いものが込み上げてくる。
私のようなただの営業部員に対して、そこまで真摯な思いを伝えてくれる社長が他にいるだろうか。一人ひとりに誠実に向き合ってくれる社長がだからこそ、私達社員は皆彼について行きたいと思えるのだ。
気づいたら「実は」と切りだしていた。社長は黙って私の話を最後まで聞いてくれた。