炎、揺らめく時〜If the world〜
「僕は、南の守護神である朱雀!」
僕がそう言うと、「記憶が戻って何よりだ、朱雀」と声が聞こえてくる。振り返ると麒麟様がいた。高校生の姿じゃなくて、僕のよく知る格好をしている。僕は頭を下げた。
「麒麟様、申し訳ありませんでした」
「構わん。それより、あの怪異を倒せ」
「はい」
僕は地面を蹴って飛び上がる。先輩が「あれ?南浦?どこに行ったんだ?」と辺りを探しているのを見て、本当に僕は自分を取り戻したんだと実感する。神様は人には見えないから。
僕はあの蛇型の怪異と戦っていた。だけど、攻撃されて気が付いたらフォルスティアじゃないこの世界で、南浦朱音に成り変わっていたんだ。
(怪異を倒すことも大事だけど。まずは……!)
僕は女の子のいる窓の前に立った。お母さんがすごく心配していた。先に女の子を助けないと。僕が部屋の中を見ると、泣きじゃくっていた女の子がピタリと泣き止んだ。不思議そうな顔で僕を見ている。
(あっ……。この子、僕が見えるんだな。颯真と一緒だ)
僕がそう言うと、「記憶が戻って何よりだ、朱雀」と声が聞こえてくる。振り返ると麒麟様がいた。高校生の姿じゃなくて、僕のよく知る格好をしている。僕は頭を下げた。
「麒麟様、申し訳ありませんでした」
「構わん。それより、あの怪異を倒せ」
「はい」
僕は地面を蹴って飛び上がる。先輩が「あれ?南浦?どこに行ったんだ?」と辺りを探しているのを見て、本当に僕は自分を取り戻したんだと実感する。神様は人には見えないから。
僕はあの蛇型の怪異と戦っていた。だけど、攻撃されて気が付いたらフォルスティアじゃないこの世界で、南浦朱音に成り変わっていたんだ。
(怪異を倒すことも大事だけど。まずは……!)
僕は女の子のいる窓の前に立った。お母さんがすごく心配していた。先に女の子を助けないと。僕が部屋の中を見ると、泣きじゃくっていた女の子がピタリと泣き止んだ。不思議そうな顔で僕を見ている。
(あっ……。この子、僕が見えるんだな。颯真と一緒だ)