炎、揺らめく時〜If the world〜
『……友達、は無理だけど……側近になら……なっても、いいよ……』

僕が颯真に話しかけている。友達であるはずの颯真は敬語を使っていて、何だか気持ち悪い。ズキンズキンと頭が痛くなってくる。

「何これ。まるで、毎晩見てる夢の世界みたい……」

僕は夢と現実の区別もつかなくなってしまっているのか。そう考えると怖くなってしまう。すると、消防署内に放送が鳴り響いた。

『火災発生!火災発生!隊員は直ちに出動せよ!場所はーーー』

「行かなきゃ!」

結局、グダグダしてたらお昼を食べ損ねた。でもいいや。食べたくなかったし。僕は廊下を走り、先輩たちと合流する。

青だった空がオレンジに染まり、やがて夜がやって来る。でも夜の帷が降りた後から、消防署は一気に騒がしくなった。

『火災発生!火災発生!』

『火災発生!火災発生!』

『火災発生!火災発生!』

火事の通報が相次ぎ、休む暇もなく僕たちは出動することになった。ビル、ゴミ捨て場、一軒家。色んなところで火災が起きてる。
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