さよならを繰り返す100回目の放課後
「……っ!!」
頭上を覆い尽くす、圧倒的な闇。
四方から倒れ込んでくる四本の巨大な鋼鉄の夜間照明塔が、夕空を十字に切り裂いていく。
ゴゴゴゴゴ……ッ!!
空気を切り裂く重低音が、鼓膜を激しく揺らした。
巨大な鉄の柱が視界に迫る。逃げ場所なんて、どこにもない。
右に逃げても、左に逃げても、前へ走っても、後ろへ退いても——グラウンドの中央にいる限り、四本の鉄塔の交差点として、二人まとめて押し潰される。
運命は、どこまでも残酷で、どこまでも悪意に満ちていた。
安全だと思わせた場所に二人を追い詰め、最後の一秒で逃げ場を完全に奪い去る。
(物理的な逃げ場なんて……最初から存在しなかったんだ……!)
恐怖で身体がガタガタと震えた。呼吸が浅くなり、肺が破れそうになる。
その時、律がわたしの身体を強く引き寄せ、自分の腕の中に抱き込もうとした。
「紬……っ! 下に入れ!!」
最後まで、彼は自分を盾にしてわたしを守ろうとしているのだ。100回前のあの日のように。図書室の崩落の時のように。
「ダメーーーーっ!!」
わたしは声を限りに叫び、律の胸を強く押し返した。
「ダメだよ律! もう自分だけ犠牲になろうとしないで! そんなので助かったって、わたしは明日に行けない! 律がいない明日なんて、意味がないんだよ!!」
「紬……! だからって、二人で死んだら元も子もないだろ!?」
「死なない! 絶対に二人で生き残るの!!」
わたしは叫びながら、両手で固く握りしめた二つの真鍮の懐中時計を——自分のものと、律のもの——二人で繋ぎ合わせた手と手で、強く挟み込んだ。
「お願い……届いて……っ!!」
目を強くつぶり、胸の奥底から込み上げるすべての想いを、時計へと注ぎ込んだ。
『律を救いたい』じゃない。
『わたしが助かりたい』でもない。
(二人で……二人で一緒に、明日の太陽を見たい!!)
「紬……っ!」
律もまた、覚悟を決めたようにわたしの頭を強く抱きしめ、二つの時計を挟んだ手に、己の全力を込めて握りしめた。
「頼む……! 俺たちの未来を……奪うなーーーーーっ!!」
ふたりの心の叫びが、重なり合ったその瞬間だった。
ジジジジジジッ……バチィィィィィンッ!!
二人で強く挟み込んだ真鍮の懐中時計から、これまで見たこともないほど眩い、黄金色の光が爆発した。
それは太陽の光よりも強く、夕暮れの世界を一瞬で真っ白に染め上げるほどの光の奔流だった。
ふたつの時計が共鳴し、高周波の金属音がグラウンド全体に響き渡る。
四時五十九分五十九秒。
ズドォォォォォォォンッ!!!!
地響きとともに、凄まじい衝撃波が全身を駆け抜けた。
鉄と鉄が激しくぶつかり合う凄まじい破壊音。火花が散り、熱風が髪を激しく煽る。
わたしは律の胸に顔を押し付け、歯を食いしばって衝撃に耐えた。
押し潰される——そう思った。
……けれど。
何秒経っても、冷たい痛みが全身を襲うことはなかった。
代わりに聞こえてきたのは、耳をつんざくような金属の軋み音と、ガラガラと崩れ落ちる小さな瓦礫の音だけだった。
「……え……?」
恐る恐る、わたしは瞼を開けた。
目の前に広がっていたのは、驚くべき光景だった。
「……嘘……だろ……?」
律が呆然とした声を漏らす。
頭上に広がる夕空。そこに、巨大な「鉄の屋根」が出来上がっていた。
四方から同時に倒れてきた四本の鋼鉄製照明塔。
それらは、グラウンド中央に立つわたしの数メートル頭上で——四本すべてが同時に激突し、互いのフレームと鉄骨が複雑に噛み合い、交差し、ドーム状に固定されていたのだ。
まるで、巨大な鉄の鳥かごのように。
あるいは、二人を守るために作られた鋼鉄の傘のように。
ふたつの時計から放たれた記憶の光の波が、鉄塔の落下の角度をほんのコンマ数ミリだけ歪ませ、奇跡的な交差を引き起こしたのだ。
四方からの鉄塔は、わたし達の身体に触れることなく、頭上でガッチリと組み合わさり、その重量を互いに支え合って静止していた。
静寂が、グラウンドに戻ってくる。
キーンコーンカーンコーン……。
遠くの街のスピーカーから、夕暮れのチャイムが聞こえてきた。
丸時計の針が、ゆっくりと文字盤を跨ぐ。
午後五時ゼロ分。
そして——
午後五時一分。
「……5時……過ぎた……?」
わたしは掠れた声で呟いた。
腕時計を見る。液晶に表示された数字は、間違いなく「17:01」を指していた。
事故の起きる最悪の時間帯、午後五時。
102回目のやり直しの中で、一度だって越えることができなかった「絶望の境界線」を——わたし達は、今、確かに超えたのだ。
「超えた……。超えたよ、律……! 5時を過ぎたよ!!」
わたしの声が震え、ボロボロと大きな涙が溢れ出した。
律は呆然と時計を見つめ、それから上空の鉄塔を見上げ、最後にわたしを見つめた。
その茶色い瞳に、みるみるうちに涙が溜まっていく。
「紬……! 紬ーーーーっ!!」
律はわたしを強く、強く抱きしめた。
今までずっと一人で抱え込んできた恐怖、絶望、孤独、そして押し潰されそうだった責任感。そのすべてを吐き出すように、律はわたしを抱きしめながら、子どものように声を上げて泣いた。
「よかった……! よかったよお前が無事で……っ! 生きてる……紬が生きている……っ!」
「律……! 律も……律も無事だよ……っ!」
わたしも律の背中に手を回し、涙で視界をぐしゃぐしゃにしながら泣きじゃくった。
黒土の上に二人で膝をつき、抱き合いながら、溢れ出る涙を止めることができなかった。
勝ったのだ。
102回の絶望の末に、わたし達はついに運命を打ち破ったのだ。
夕暮れの秋風が、静かに二人を包み込んでいく。
街は静かで、もう暴走トラックも、落下物も、崩落も襲ってこない。平和な、いつもの放課後の終わりがそこにあった。
「ハハ……参ったな。俺、こんな泣いたの生まれて初めてだわ……」
律が袖でガシガシと目を擦りながら、照れくさそうに笑った。その顔はぐしゃぐしゃで、いつもの生意気な面影はどこにもなかったけれど、世界で一番愛おしかった。
「わたしだって……顔、すごいことになってるもん……」
わたしも泣き笑いしながら、涙を拭った。
ふたりで顔を見合わせ、自然と笑いがこぼれ出す。
胸の奥から湧き上がるのは、生きていられることへの圧倒的な感謝と、となりに大好きな人がいることの温かさだった。
「……よし。立とう、紬」
律が立ち上がり、わたしに手を差し伸べた。
「うん!」
わたしはその手を握り返し、立ち上がった。
二人の手のひらの中で、役目を終えたように静かになった真鍮の懐中時計。
「じゃあ……帰ろっか。明日の準備もしなきゃね」
わたしが晴れやかな笑顔でそう言った、まさにその時だった。
パリンッ……。
静まり返ったグラウンドに、硬いガラスが割れるような美しい音が響いた。
「え……?」
わたし達は同時に手元を見た。
二人で握りしめていたふたつの真鍮の懐中時計。
その文字盤のガラスに、くっきりと一筋の大きな亀裂(クラック)が入っていたのだ。
「時計が……割れてる……?」
律が驚いて目を見開く。
ジジジジジ……ッ!
亀裂から、黒い煙のようなものが立ち上り始めた。
それと同時に、周囲の景色に異常が起き始める。
さっきまで見えていたオレンジ色の夕空。
倒れた鉄塔。校舎の影。
そのすべてが、ジジジとテレビのノイズのように揺らぎ、まるで水に溶ける絵の具のように輪郭を失い始めていたのだ。
「な……なにこれ!? 地震……!?」
わたしは思わず律の服を掴んだ。
世界が、歪んでいる。景色が消えていくのだ。
「違う……! 地震なんかじゃない……!」
律が顔色を変えて、割れた時計を見つめた。
「この時計は……俺たちの『やり直したい』っていう強い未練と恐怖が作り出した、時間(ループ)の核だったんだ……!」
「え……!?」
「午後五時の死を回避したことで、タイムリープの因果(ルール)そのものが破綻し始めてる……! 世界が……この『10月15日』という閉じた世界そのものが崩壊しようとしてるんだ!!」
「そんな……! じゃあ、わたし達はどうなっちゃうの!?」
わたしが叫んだ瞬間、二人の足元のグラウンドが、光の粒子となってサラサラと消滅し始めた。
空が砕ける。校舎が消える。
102回繰り返した「10月15日」という箱庭の世界が、終わろうとしているのだ。
「紬!!」
律が叫び、わたしの腕を強く引いて引き寄せた。
「離すな!! 絶対に手を離すな!!」
「律っ……!!」
暗闇と光の混ざり合う渦が、二人を飲み込んでいく。
「俺たちは……明日へ行くんだ!! 何が起きたって、絶対に二人で『10月16日』へ行くんだーーーーーっ!!」
律の叫び声が、崩壊する世界の轟音の中に消えていく。
視界が真っ白な光で覆い尽くされ、わたし達の身体は、時空の狭間へと投げ出された。
頭上を覆い尽くす、圧倒的な闇。
四方から倒れ込んでくる四本の巨大な鋼鉄の夜間照明塔が、夕空を十字に切り裂いていく。
ゴゴゴゴゴ……ッ!!
空気を切り裂く重低音が、鼓膜を激しく揺らした。
巨大な鉄の柱が視界に迫る。逃げ場所なんて、どこにもない。
右に逃げても、左に逃げても、前へ走っても、後ろへ退いても——グラウンドの中央にいる限り、四本の鉄塔の交差点として、二人まとめて押し潰される。
運命は、どこまでも残酷で、どこまでも悪意に満ちていた。
安全だと思わせた場所に二人を追い詰め、最後の一秒で逃げ場を完全に奪い去る。
(物理的な逃げ場なんて……最初から存在しなかったんだ……!)
恐怖で身体がガタガタと震えた。呼吸が浅くなり、肺が破れそうになる。
その時、律がわたしの身体を強く引き寄せ、自分の腕の中に抱き込もうとした。
「紬……っ! 下に入れ!!」
最後まで、彼は自分を盾にしてわたしを守ろうとしているのだ。100回前のあの日のように。図書室の崩落の時のように。
「ダメーーーーっ!!」
わたしは声を限りに叫び、律の胸を強く押し返した。
「ダメだよ律! もう自分だけ犠牲になろうとしないで! そんなので助かったって、わたしは明日に行けない! 律がいない明日なんて、意味がないんだよ!!」
「紬……! だからって、二人で死んだら元も子もないだろ!?」
「死なない! 絶対に二人で生き残るの!!」
わたしは叫びながら、両手で固く握りしめた二つの真鍮の懐中時計を——自分のものと、律のもの——二人で繋ぎ合わせた手と手で、強く挟み込んだ。
「お願い……届いて……っ!!」
目を強くつぶり、胸の奥底から込み上げるすべての想いを、時計へと注ぎ込んだ。
『律を救いたい』じゃない。
『わたしが助かりたい』でもない。
(二人で……二人で一緒に、明日の太陽を見たい!!)
「紬……っ!」
律もまた、覚悟を決めたようにわたしの頭を強く抱きしめ、二つの時計を挟んだ手に、己の全力を込めて握りしめた。
「頼む……! 俺たちの未来を……奪うなーーーーーっ!!」
ふたりの心の叫びが、重なり合ったその瞬間だった。
ジジジジジジッ……バチィィィィィンッ!!
二人で強く挟み込んだ真鍮の懐中時計から、これまで見たこともないほど眩い、黄金色の光が爆発した。
それは太陽の光よりも強く、夕暮れの世界を一瞬で真っ白に染め上げるほどの光の奔流だった。
ふたつの時計が共鳴し、高周波の金属音がグラウンド全体に響き渡る。
四時五十九分五十九秒。
ズドォォォォォォォンッ!!!!
地響きとともに、凄まじい衝撃波が全身を駆け抜けた。
鉄と鉄が激しくぶつかり合う凄まじい破壊音。火花が散り、熱風が髪を激しく煽る。
わたしは律の胸に顔を押し付け、歯を食いしばって衝撃に耐えた。
押し潰される——そう思った。
……けれど。
何秒経っても、冷たい痛みが全身を襲うことはなかった。
代わりに聞こえてきたのは、耳をつんざくような金属の軋み音と、ガラガラと崩れ落ちる小さな瓦礫の音だけだった。
「……え……?」
恐る恐る、わたしは瞼を開けた。
目の前に広がっていたのは、驚くべき光景だった。
「……嘘……だろ……?」
律が呆然とした声を漏らす。
頭上に広がる夕空。そこに、巨大な「鉄の屋根」が出来上がっていた。
四方から同時に倒れてきた四本の鋼鉄製照明塔。
それらは、グラウンド中央に立つわたしの数メートル頭上で——四本すべてが同時に激突し、互いのフレームと鉄骨が複雑に噛み合い、交差し、ドーム状に固定されていたのだ。
まるで、巨大な鉄の鳥かごのように。
あるいは、二人を守るために作られた鋼鉄の傘のように。
ふたつの時計から放たれた記憶の光の波が、鉄塔の落下の角度をほんのコンマ数ミリだけ歪ませ、奇跡的な交差を引き起こしたのだ。
四方からの鉄塔は、わたし達の身体に触れることなく、頭上でガッチリと組み合わさり、その重量を互いに支え合って静止していた。
静寂が、グラウンドに戻ってくる。
キーンコーンカーンコーン……。
遠くの街のスピーカーから、夕暮れのチャイムが聞こえてきた。
丸時計の針が、ゆっくりと文字盤を跨ぐ。
午後五時ゼロ分。
そして——
午後五時一分。
「……5時……過ぎた……?」
わたしは掠れた声で呟いた。
腕時計を見る。液晶に表示された数字は、間違いなく「17:01」を指していた。
事故の起きる最悪の時間帯、午後五時。
102回目のやり直しの中で、一度だって越えることができなかった「絶望の境界線」を——わたし達は、今、確かに超えたのだ。
「超えた……。超えたよ、律……! 5時を過ぎたよ!!」
わたしの声が震え、ボロボロと大きな涙が溢れ出した。
律は呆然と時計を見つめ、それから上空の鉄塔を見上げ、最後にわたしを見つめた。
その茶色い瞳に、みるみるうちに涙が溜まっていく。
「紬……! 紬ーーーーっ!!」
律はわたしを強く、強く抱きしめた。
今までずっと一人で抱え込んできた恐怖、絶望、孤独、そして押し潰されそうだった責任感。そのすべてを吐き出すように、律はわたしを抱きしめながら、子どものように声を上げて泣いた。
「よかった……! よかったよお前が無事で……っ! 生きてる……紬が生きている……っ!」
「律……! 律も……律も無事だよ……っ!」
わたしも律の背中に手を回し、涙で視界をぐしゃぐしゃにしながら泣きじゃくった。
黒土の上に二人で膝をつき、抱き合いながら、溢れ出る涙を止めることができなかった。
勝ったのだ。
102回の絶望の末に、わたし達はついに運命を打ち破ったのだ。
夕暮れの秋風が、静かに二人を包み込んでいく。
街は静かで、もう暴走トラックも、落下物も、崩落も襲ってこない。平和な、いつもの放課後の終わりがそこにあった。
「ハハ……参ったな。俺、こんな泣いたの生まれて初めてだわ……」
律が袖でガシガシと目を擦りながら、照れくさそうに笑った。その顔はぐしゃぐしゃで、いつもの生意気な面影はどこにもなかったけれど、世界で一番愛おしかった。
「わたしだって……顔、すごいことになってるもん……」
わたしも泣き笑いしながら、涙を拭った。
ふたりで顔を見合わせ、自然と笑いがこぼれ出す。
胸の奥から湧き上がるのは、生きていられることへの圧倒的な感謝と、となりに大好きな人がいることの温かさだった。
「……よし。立とう、紬」
律が立ち上がり、わたしに手を差し伸べた。
「うん!」
わたしはその手を握り返し、立ち上がった。
二人の手のひらの中で、役目を終えたように静かになった真鍮の懐中時計。
「じゃあ……帰ろっか。明日の準備もしなきゃね」
わたしが晴れやかな笑顔でそう言った、まさにその時だった。
パリンッ……。
静まり返ったグラウンドに、硬いガラスが割れるような美しい音が響いた。
「え……?」
わたし達は同時に手元を見た。
二人で握りしめていたふたつの真鍮の懐中時計。
その文字盤のガラスに、くっきりと一筋の大きな亀裂(クラック)が入っていたのだ。
「時計が……割れてる……?」
律が驚いて目を見開く。
ジジジジジ……ッ!
亀裂から、黒い煙のようなものが立ち上り始めた。
それと同時に、周囲の景色に異常が起き始める。
さっきまで見えていたオレンジ色の夕空。
倒れた鉄塔。校舎の影。
そのすべてが、ジジジとテレビのノイズのように揺らぎ、まるで水に溶ける絵の具のように輪郭を失い始めていたのだ。
「な……なにこれ!? 地震……!?」
わたしは思わず律の服を掴んだ。
世界が、歪んでいる。景色が消えていくのだ。
「違う……! 地震なんかじゃない……!」
律が顔色を変えて、割れた時計を見つめた。
「この時計は……俺たちの『やり直したい』っていう強い未練と恐怖が作り出した、時間(ループ)の核だったんだ……!」
「え……!?」
「午後五時の死を回避したことで、タイムリープの因果(ルール)そのものが破綻し始めてる……! 世界が……この『10月15日』という閉じた世界そのものが崩壊しようとしてるんだ!!」
「そんな……! じゃあ、わたし達はどうなっちゃうの!?」
わたしが叫んだ瞬間、二人の足元のグラウンドが、光の粒子となってサラサラと消滅し始めた。
空が砕ける。校舎が消える。
102回繰り返した「10月15日」という箱庭の世界が、終わろうとしているのだ。
「紬!!」
律が叫び、わたしの腕を強く引いて引き寄せた。
「離すな!! 絶対に手を離すな!!」
「律っ……!!」
暗闇と光の混ざり合う渦が、二人を飲み込んでいく。
「俺たちは……明日へ行くんだ!! 何が起きたって、絶対に二人で『10月16日』へ行くんだーーーーーっ!!」
律の叫び声が、崩壊する世界の轟音の中に消えていく。
視界が真っ白な光で覆い尽くされ、わたし達の身体は、時空の狭間へと投げ出された。