私はキミと仲良くなりたい

「若葉ちゃんっ」
「大丈夫。体育系は得意だから」
あ、あんなに華奢なのに……。
あっという間に、手を加えずによけただけで相手を倒しちゃった。
す、すごい……。
と圧倒されていると、若葉ちゃんは葉子さんに語り掛けた。
「葉子。どうして、変わっちゃったの……?転校する前までは、仲良かったじゃん……」
「うるさい!私の親は、もう大企業の社長なの!あなたみたいな庶民とは違う!」
「なんで……。また仲良くしようよ!」
「仲良くとか、まだそんな幼稚なこと言ってんの?バカじゃないの⁉用が済んだんなら帰れば?どうせ逃げるんでしょ。勝手にして!」
「うん。帰るよ。でも、雪乃ちゃんを傷つけたことは許さない」
「そう。もうかかわらないで。さようなら」
「うん。かかわらないよ……。さようなら、葉子」
と言った若葉ちゃんが手首のロープを外してくれたから、私たちは倉庫を後にした。
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