君と僕との最後の一週間
「おはようございます。海兎さん。僕今日はバイトが有るので、ちょっと無理だと思いますょ。
昨日の海兎さんと逢った本屋でバイトしてるので。
そのあとは学校ですし。
ごめんなさい;でもありがとうございます。」
と書いて返信した。僕は昼間はバイトをして夜に学校に行っている。
僕は小さい頃に両親を亡くした。まだ小さかった僕は、施設に入ったが中学卒業と共に、施設を出て独り暮らしをしている。
何時までも施設の人にお世話になるわけにはいかない。そして、奨学金+バイトが出来る、都内の夜間校にはいった。
「ん~~。さぁ起きるか。」
僕は背伸びをして、バイトに行く準備をするため、まず“朝食”とベットを降りた。するとまた……
“ピロリロリン”
と携帯がなった。開くと海兎さんから返事が返って来ていた。
「あれ?」
僕はまさか返事が来るとは思っていなかった。誘いを断ったから、返事は来ないと……