君と僕との最後の一週間

“ピロリロリン”

朝の暖かい陽射しがさす中、僕はなんとも可愛いげのない、携帯の着メロで起きた。

「ん…ふ・ぁ~~~~…。」

欠伸をしながら体を起こし、ベットの横の棚にある携帯をとる。
時刻は7:45 僕がいつも起きる時間より、ちょっと早い。

「誰だ~~?こんな早くに。」

まだ眠気がとれずにボンヤリと、携帯を開いた。そこには一件のメールが……

「ん~……?海・兎…?」

“海兎”とかいて“カイト”それはまさに昨日新しく登録された名前。

僕は、昨日逢ったあの人を思い出しながら、メールを開いた。

「やぁ!おはよう。俺、海兎。覚えてる?

昨日はマジ悪かったな;勘違いして。

今日さ暇だったら会いたいんだけど、遊ばねぇ?

てか昨日のお詫びがしたいんだけど。」

と書かれていた。 ―なんかナンパみたいなメールだなぁ(笑)
しかしこんな朝からメールしなくても。

僕はちょっと考えてこう返事した。






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