君と僕との最後の一週間
帰宅編~運命の日七日目~
運命の日が来てしまった………
最期の七日目が…………
その日は珍しく雪流が先に目を覚ました。
「ん………雪流?起きてたのか。」
「はい……なんだか、不思議なんです。
……スゥって、目が…覚めたんです。
」
雪流は目は覚めているのに、なんだかうつらうつらとしていて。
体は起きているみたいなんだが、意識は朦朧としていた。
「そっか……おはよう。
………雪流…………」
何時ものようにキスをした。俺はベットから降りて、暖房を入れると、直ぐに部屋が暖かくなった。
「ココア……いれてこようか?」
「……はい。おねがい、します……。」
俺は、雪流の為に、ココアをいれにキッチンに下りた。
もう雪流は、起き上がることすら出来なくなっていた…………
雪流はやっぱり…………
先生の言う通り、今日っ…………
―ドンっ!!
「っ!ちきしょーー!!!?」
俺はキッチンに来ると、壁に拳をぶつけて叫んだ。