君と僕との最後の一週間
















あれから、雪流は俺の家で眠り続けている。

俺は、雪流の為に昏睡状態でも生きられるように、点滴やらなんやらの設備を整えた。

今でもずっと、俺は信じてる…何時か絶対雪流が目を醒ますって。

そのために俺は……














「雪流。いい夢見てるか?

夢の中でも、泣いてないといいんだけどな。


雪流の手を取って、俺は毎日話しかけた。

左手薬指に光る、お揃いの指輪。俺と雪流を繋ぐ……リング。

そのリングに口付けて…………。















雪流へ、例えこの身が魂だけとなっても永遠に貴方を愛すると誓います。



















どうか、神様。神様がいるならっ雪流が夢の中でも笑っていられますように…………

















お願いします。

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