君と僕との最後の一週間
俺は雪流を抱き締め、いっぱいキスをした。

今までの空白を埋めるように。

雪流からも、確かに腕が回され抱き締められ夢じゃないんだと、本当の現実なんだと理解した。

暫く抱き合ったあと直ぐに俺は医者を呼んだ。



検査をするため雪流は再び入院することになったが、先生が信じられないことを言った。
















「これは………驚いた。

検査の結果ですが、信じられない!?
奇跡としか…治っているんです。
もう、なにも心配はいりませんよ。」

二年間昏睡状態だったため、体力は落ちてるけど、異常は無いって……


つまりは、もう昏睡状態にはならないと言うこと。

つまりは…ずっと雪流と一緒にいられると言うこと!だって!













「暫くは入院して、リハビリだけど…もう俺たち離れ離れにならないんだな!」

「はい!もう心配はいりません。
ごめんなさい。

でも、良かった。海兎!!」


「雪流!!」


























これからも、ずっとずっと


一緒ですっ。



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