最後の謎は君だった
数ページめくったところで。

 零の手が止まった。

「……やっぱり」

「え?」

 零がページの間から、小さな紙片を取り出した。

 そこには、青いインクで一言だけ書かれていた。

『次は、図書室。』

 私は息を呑んだ。

「……これ、誰が……?」

「分からない」

 零は紙を裏返す。

 何も書かれていない。

「でも」

 彼は静かに言った。

「昨日の答案事件は、これで終わりじゃない」

「……どういうこと?」

「誰かが、俺たちに謎を解かせようとしてる」

「俺たち……?」

 
< 29 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop