最後の謎は君だった
「それなら、鍵を持っていく理由がある」

 私は扉を見る。

「資料室に入ったことを隠すためじゃなくて、誰かが勝手に開けないようにするため」

 零は黙っている。

「だから……」

 私は言葉を続けた。

「犯人が探しているものは、資料室の中にあるんじゃない?」

 数秒。

 沈黙が落ちた。

 そして。

「……正解」

 零が言った。

「え?」

「俺も同じことを考えてた」

「そ、そうなの?」

「でも、浅井さんの方が先に言った」

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