最後の謎は君だった
 胸が少しだけ熱くなった。

 初めて。

 自分の考えが、誰かの役に立った気がした。

 先生が鍵を探しに職員室へ戻ったあと。

 零は扉の前にしゃがみ込んだ。

「浅井さん」

「なに?」

「昨日より、顔が違う」

「……え?」

「ちゃんと考えてる顔」

「……」

 恥ずかしくなって俯く。

「そ、そうかな」

「うん」

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