最後の謎は君だった
彼は軽く頭を下げると、机の上の答案に目を向けた。

「その答案、今日なくなったんですか?」

「ああ。昼休みに確認したときにはあったはずなんだけど、放課後になって一枚足りないことに気づいてね」

「昼休みには、あった?」

「そうだ」

 月城零は、答案をじっと見つめた。

 それから、先生に尋ねる。

「この答案って、返却する前に職員室のどこに置いてありました?」

「この机の上だよ。クラスごとにまとめて置いていた」

「誰でも触れられる場所?」

「まあ……職員室だから、先生以外は普通入らないけど」

「でも、昼休みには先生たちが何人か出入りしてたんですよね?」

「ああ」

 零は少し考えた。

 
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