砂糖漬けの檻

II 好きだから

ガチャガチャと鎖の音が虚しい。

逃げ出そう。逃げられるかも。


「ねえ、柚ちゃん」

ひたりと肩に手を置かれる。


「逃げ出そうなんて、物騒なこと考えないでよ?」


──首に痛みが走った。

チョーカーのようなひんやりしたものが、首にはめられる。


「このチョーカー、僕が持ってる鍵で取り外しできるの。足枷も手枷も、鍵の置いてある場所には届かないからね。いい子にして待ってて」
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