最強ヴァンパイアに溺愛されています!
「ん……」

こぼれた声に、自分でびっくりする。
けれどルカは止まらない。
苦しくないように、怖がらせないように、すごくやさしく抱きしめたまま吸ってくる。

明るい昼なのに。
学校なのに。
こんなに甘い秘密を持ってしまっていいのかなと思うくらい、どきどきが止まらない。

やがてルカがゆっくり顔を上げた。
熱っぽい瞳が、すぐ近くで美月を見つめる。

「……大丈夫か」

「う、うん……」

答えた声は、自分でも分かるくらい頼りなかった。
するとルカの眉が少しだけ寄る。

「無理させたかと思った」

「違うの。ちょっと、力が入らなくて……」

「……それは困る」

そう言いながら、ルカはさらに近くへ寄せる。
もたれるみたいに抱きとめられて、胸がいっぱいになる。

「責任取って、このまま少し休ませる」

「責任って……」

「俺のせいだろ」

真顔で言われて、美月は思わず笑ってしまう。
その笑顔を見たルカが、ほっとしたみたいに息をついた。
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