最強ヴァンパイアに溺愛されています!
次の瞬間、ルカの腕が背中に回った。
やさしいのに、逃がさない抱きしめ方だった。

「目、閉じて」

囁かれて、ゆっくりまぶたを閉じる。

まず額に、やわらかなキス。
それから頬。
こめかみ。
ひとつずつ確かめるみたいに、やさしく唇が触れていく。

「る、ルカくん……」

「恋人になったんだから、少しは許せ」

低い声に、胸が甘く震える。

ルカの指先が髪を耳にかけ、首筋へ触れる。
その瞬間、ぞくりと小さく震えた。

「可愛い」

「い、言わないで……」

「無理」

即答されて、ますます恥ずかしくなる。

でも次の瞬間、首筋に落ちたキスがあまりにも甘くて、言葉が消えた。

やわらかな感触のあと、ほんの少しだけ鋭い痛み。
けれど怖くはなかった。
ルカの腕がしっかり支えてくれているから。
背中をなでる手が、ずっと大丈夫だと伝えてくるから。

「……っ」

思わず制服をつかむと、ルカの抱きしめる力が少しだけ強くなる。

吸われるたび、胸の奥までじんわり熱が広がっていく。
昨日までの吸血よりも深くて、甘くて、くらくらする。
まるでただ血を与えているんじゃなくて、自分の気持ちまで全部渡してしまうみたいだった。

「ん……」

こぼれた声に、自分で驚く。
でもルカはやめない。
恋人になったばかりの熱を、そのまま注ぐみたいに、甘く、深く、美月を抱きしめたまま吸ってくる。

やがて、ゆっくりと唇が離れる。
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