恋と喧嘩は支社の華~お局OLはイケメン上司になびかない
秀一はベッドの脇に手を伸ばして、脱ぎ捨てたジャケットの胸元を探った。
不思議そうな顔をしている岩瀬ににやりと笑う。
「確かに、冴木には後で礼を言っておかないといけないな」
「……何のことですか?」
察しの悪い岩瀬の前に、ジャケットから取り出した紙袋を見せた。
味気ない包装のそれを破るや、中に入っていたものを見た岩瀬が顔を赤くする。
「な、なん、なんでそんな……」
「確かに、必要なものだな」
「で、でも……だって……!」
うろたえた岩瀬は、顔を逸らして「お、男の人って……!」と呻いている。秀一は笑いながら箱を開けると、1つを切り取り、自身に被せた。
「好波」
「な、なんですか」
「……いい名前だ」
秀一は微笑んで、照れる岩瀬の頬にキスをする。岩瀬は一度目を閉じてゆっくりと開いた。その長いまつげが揺れ、潤んだ濃紺の瞳が秀一を見つめている。
その瞳の綺麗さに、目が引き付けられる。
「……まるで、俺のためにつけられたみたいな名前だな」
秀一は言って、岩瀬の唇に口づけた。岩瀬はそれに応えて、秀一の首に手を回し、耳元で笑った。
「それは自意識過剰かと」
「なんだよ、ちょっとくらいロマンを感じさせろ」
「やっぱり、的場さんて意外とロマンチスト」
「うるせーな。ロマンチストじゃなかったら、海が好きだなんて言うか」
すねて唇を尖らせた秀一に、岩瀬は「確かにそれもそうかも」と笑った。
秀一はその笑顔に頬を寄せ、また唇を重ねる。
「てことは、お前の父さんもロマンチスト?」
「そうですね。多分」
「仲良くなれそうだ」
「ふふ。だといいですね」
言葉の合間に唇を重ねながら、秀一はゆっくりと岩瀬の上に覆いかぶさった。肌に直接触れる互いの体温と弾力を堪能する。
岩瀬の腿を撫でながら、ゆっくりと自身を中へ挿れていった。
「っはぁ……」
「きっつ……」
「的場さんが……しつこく……イジるからですっ……」
恨めしげな目が秀一を見やる。その表情にときめいて、岩瀬の内側で肉棒がぴくんと震えた。
「あっ、もう、ちょっと」
「お前が可愛いのが悪い」
「か、可愛くな、……っ、駄目だってば、そこ」
「一緒にイクんだろ。我慢も遠慮もすんなよ」
繋がりを深くしていきながら、秀一は岩瀬の乳首を摘んだり引っかいたりする。その度に岩瀬は身体を震わせ、膣を締め付け、秀一の一物を締め上げた。
その温かさと柔らかさが、最高に気持ちいい。
これはまずいな、と思うや、秀一は笑った。
「ごめん、先に謝っとく」
「なんですか?」
岩瀬が困ったような顔で見上げて来る。秀一はその顔にキスを落とし、
「……余裕ねぇや」
「え……」
戸惑う岩瀬の唇を唇で塞ぐと、秀一は彼女の最奥へと自身を突き立てた。
***
秀一が果てたとき、岩瀬も同時に絶頂を迎えた。
ぐったりと力が抜けた華奢な身体を抱き寄せて苦笑する。
「ごめん、やりすぎた」
「……」
岩瀬は無言で睨みつけてきた。果てる頃には喘ぎすぎて声が掠れていたから、喉も痛いのかもしれない。
「水、飲むか? 持ってくるけど」
秀一が言うと、岩瀬はふるふると首を振った。
そして、もぞもぞと動くや、秀一に身体を寄せてくる。
背中に回された腕が心地好い。
岩瀬の額に鼻先を寄せ、細い髪をゆっくりと撫でる。
ふぅー、と細く長い息を吐き出した。
「セックスって……こんな気持ちよかったっけ」
ぽつりと呟くが、岩瀬の反応はない。よく見れば、すでにうとうとしているようだった。
いとおしさに、自然と微笑みが浮かび、岩瀬を抱きしめる。
「あー……どうしよ……」
くるくると、岩瀬の髪を指に巻きつけて解くことを繰り返す。とくんとくんと波立つ心音も、ベッドの中のぬくもりも、自分のものだけではない安堵感に包まれる。
女を抱くのは久々だった。のは、確かだがーーそれにしても。
「……こっちの波にもハマっちゃったら、朝晩休む暇ないじゃん」
自分で言いながら笑いが込み上げて、秀一はくつくつと笑った。滑り落ちた掛け布団を引き寄せ、岩瀬の肩にかけてやる。
また風邪など引かれたらたまらない。
「……おやすみ。いい夢を」
閉じられたその目に軽く唇を重ねる。
岩瀬はすっかり深い眠りについていた。
不思議そうな顔をしている岩瀬ににやりと笑う。
「確かに、冴木には後で礼を言っておかないといけないな」
「……何のことですか?」
察しの悪い岩瀬の前に、ジャケットから取り出した紙袋を見せた。
味気ない包装のそれを破るや、中に入っていたものを見た岩瀬が顔を赤くする。
「な、なん、なんでそんな……」
「確かに、必要なものだな」
「で、でも……だって……!」
うろたえた岩瀬は、顔を逸らして「お、男の人って……!」と呻いている。秀一は笑いながら箱を開けると、1つを切り取り、自身に被せた。
「好波」
「な、なんですか」
「……いい名前だ」
秀一は微笑んで、照れる岩瀬の頬にキスをする。岩瀬は一度目を閉じてゆっくりと開いた。その長いまつげが揺れ、潤んだ濃紺の瞳が秀一を見つめている。
その瞳の綺麗さに、目が引き付けられる。
「……まるで、俺のためにつけられたみたいな名前だな」
秀一は言って、岩瀬の唇に口づけた。岩瀬はそれに応えて、秀一の首に手を回し、耳元で笑った。
「それは自意識過剰かと」
「なんだよ、ちょっとくらいロマンを感じさせろ」
「やっぱり、的場さんて意外とロマンチスト」
「うるせーな。ロマンチストじゃなかったら、海が好きだなんて言うか」
すねて唇を尖らせた秀一に、岩瀬は「確かにそれもそうかも」と笑った。
秀一はその笑顔に頬を寄せ、また唇を重ねる。
「てことは、お前の父さんもロマンチスト?」
「そうですね。多分」
「仲良くなれそうだ」
「ふふ。だといいですね」
言葉の合間に唇を重ねながら、秀一はゆっくりと岩瀬の上に覆いかぶさった。肌に直接触れる互いの体温と弾力を堪能する。
岩瀬の腿を撫でながら、ゆっくりと自身を中へ挿れていった。
「っはぁ……」
「きっつ……」
「的場さんが……しつこく……イジるからですっ……」
恨めしげな目が秀一を見やる。その表情にときめいて、岩瀬の内側で肉棒がぴくんと震えた。
「あっ、もう、ちょっと」
「お前が可愛いのが悪い」
「か、可愛くな、……っ、駄目だってば、そこ」
「一緒にイクんだろ。我慢も遠慮もすんなよ」
繋がりを深くしていきながら、秀一は岩瀬の乳首を摘んだり引っかいたりする。その度に岩瀬は身体を震わせ、膣を締め付け、秀一の一物を締め上げた。
その温かさと柔らかさが、最高に気持ちいい。
これはまずいな、と思うや、秀一は笑った。
「ごめん、先に謝っとく」
「なんですか?」
岩瀬が困ったような顔で見上げて来る。秀一はその顔にキスを落とし、
「……余裕ねぇや」
「え……」
戸惑う岩瀬の唇を唇で塞ぐと、秀一は彼女の最奥へと自身を突き立てた。
***
秀一が果てたとき、岩瀬も同時に絶頂を迎えた。
ぐったりと力が抜けた華奢な身体を抱き寄せて苦笑する。
「ごめん、やりすぎた」
「……」
岩瀬は無言で睨みつけてきた。果てる頃には喘ぎすぎて声が掠れていたから、喉も痛いのかもしれない。
「水、飲むか? 持ってくるけど」
秀一が言うと、岩瀬はふるふると首を振った。
そして、もぞもぞと動くや、秀一に身体を寄せてくる。
背中に回された腕が心地好い。
岩瀬の額に鼻先を寄せ、細い髪をゆっくりと撫でる。
ふぅー、と細く長い息を吐き出した。
「セックスって……こんな気持ちよかったっけ」
ぽつりと呟くが、岩瀬の反応はない。よく見れば、すでにうとうとしているようだった。
いとおしさに、自然と微笑みが浮かび、岩瀬を抱きしめる。
「あー……どうしよ……」
くるくると、岩瀬の髪を指に巻きつけて解くことを繰り返す。とくんとくんと波立つ心音も、ベッドの中のぬくもりも、自分のものだけではない安堵感に包まれる。
女を抱くのは久々だった。のは、確かだがーーそれにしても。
「……こっちの波にもハマっちゃったら、朝晩休む暇ないじゃん」
自分で言いながら笑いが込み上げて、秀一はくつくつと笑った。滑り落ちた掛け布団を引き寄せ、岩瀬の肩にかけてやる。
また風邪など引かれたらたまらない。
「……おやすみ。いい夢を」
閉じられたその目に軽く唇を重ねる。
岩瀬はすっかり深い眠りについていた。