後ろの魔王様
列に並び、それぞれ注文をする。
生クリームはギリギリ残っていたらしく、滑り込みでクレープを買うことが出来た。
私はいちごチョコ、英くんはいちごカスタード。
陽奈は画像にででんと載っていた、こんもり生クリームのチョコバナナだ。
「陽奈のクレープ、ソフトクリーム状態だね」
「これがいいんじゃない!夢のクレープだわ!」
「ねェ、写真撮るなら撮って〜。早く食べたい」
指を咥え、完全にステイ状態の英くんからクレームが入ったところで、陽奈はカメラを起動する。
私と英くんのクレープを数枚撮ったところで、ようやく食べてよし、となった。
「いただきまァす!」
「いただきまーす!」
早速がぶり、と一口。
いちごとチョコソースがたっぷりで、なかなか食べ応えのあるクレープだ。
……キッチンカー、侮れない。
英くんは大きな一口で食べ進めていき、あっという間に半分に到達。
実は大食いの英くん。
食べながら「もういっこ買おうかなァ」なんて言っているのだから、この男も侮れない。
「ここちゃん、美味しいねェ?」
「だね。英くんカスタード垂れてるよ」
「んあ。ホントだ〜」
「ホントだ、じゃなくて。はい、ハンカチ」
「ありがと〜、洗って返すねェ」
「別にそのままでもいいけど……」
「んむ。もういっこ食べれそォ。買ってくる〜」
「……いってらっしゃい」
のそのそともう一度列に並びに行った英くんを見送り、ようやくクレープにかぶりついた陽奈がじっとりとした視線をこちらに向けていた。
「なに?」
「んーん、二人仲良いなと思って」
「普通じゃない?」
「やり取り的にはカレカノよ?」
どこが、と呆れた視線を送ってから、クレープ片手に嬉しそうに戻ってくる英くんを見つめる。
ああ、コケないでよね〜!
と思うあたり、カレカノというよりもこどもと親、それこそワンコとご主人様だと思うのだけれど?
第三者から見ると、不思議な関係に見えるらしい。
そんなことを考えながら、私は二つ目のクレープにかぶりつく英くんを見るのだった。
生クリームはギリギリ残っていたらしく、滑り込みでクレープを買うことが出来た。
私はいちごチョコ、英くんはいちごカスタード。
陽奈は画像にででんと載っていた、こんもり生クリームのチョコバナナだ。
「陽奈のクレープ、ソフトクリーム状態だね」
「これがいいんじゃない!夢のクレープだわ!」
「ねェ、写真撮るなら撮って〜。早く食べたい」
指を咥え、完全にステイ状態の英くんからクレームが入ったところで、陽奈はカメラを起動する。
私と英くんのクレープを数枚撮ったところで、ようやく食べてよし、となった。
「いただきまァす!」
「いただきまーす!」
早速がぶり、と一口。
いちごとチョコソースがたっぷりで、なかなか食べ応えのあるクレープだ。
……キッチンカー、侮れない。
英くんは大きな一口で食べ進めていき、あっという間に半分に到達。
実は大食いの英くん。
食べながら「もういっこ買おうかなァ」なんて言っているのだから、この男も侮れない。
「ここちゃん、美味しいねェ?」
「だね。英くんカスタード垂れてるよ」
「んあ。ホントだ〜」
「ホントだ、じゃなくて。はい、ハンカチ」
「ありがと〜、洗って返すねェ」
「別にそのままでもいいけど……」
「んむ。もういっこ食べれそォ。買ってくる〜」
「……いってらっしゃい」
のそのそともう一度列に並びに行った英くんを見送り、ようやくクレープにかぶりついた陽奈がじっとりとした視線をこちらに向けていた。
「なに?」
「んーん、二人仲良いなと思って」
「普通じゃない?」
「やり取り的にはカレカノよ?」
どこが、と呆れた視線を送ってから、クレープ片手に嬉しそうに戻ってくる英くんを見つめる。
ああ、コケないでよね〜!
と思うあたり、カレカノというよりもこどもと親、それこそワンコとご主人様だと思うのだけれど?
第三者から見ると、不思議な関係に見えるらしい。
そんなことを考えながら、私は二つ目のクレープにかぶりつく英くんを見るのだった。