純愛オーバーフロー
莉奈が一冊のくしゃくしゃになった教科書を差し出した


「廊下に落ちてたよ?」


「……!」


ひなのが受け取る


表紙には、昨日自分で書いた名前の他にも暴言が書かれていた


「ありがとう、莉奈ちゃん」


「ううん。友達でしょ?」


莉奈はにっこり笑った。


その笑顔が、ひなのには少し怖かった


昼休み


ひなのは一人で校舎裏に向かっていた


教室にいると、どうしても落ち着かなかったからだ


「……ここなら、大丈夫かな」
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