極上チャイナマフィアは、健気なカフェ店主を逃がさない
「何も笑うことないじゃないですか。でも笑われてもいいや。あとはそうだ。チラシ! チラシも沢山刷るから、凌さんの仕事場に置いて貰っていいですか。他には私のSNSをフォローして貰って、宣伝もお願いしたいな。あとは、えーと」

「分かった。茉莉はその応援の方が嬉しいんだな?」

「はいっ! お金の問題は私達、商店街の問題です。最後の最後まで足掻きます」

甘い考えかも知れないが、自分で頑張った方が、どんな結果になっても後悔しないと思った。
だから、にっこりと凌さんに微笑んだ。

「はぁ……真拿这么天真的女人没办法(無邪気な女には勝てないな)」

「今、中国語でなんて言ったんですか?」

「──頑張れって言った」

本当かな?
なんとなく違う気がする、と思ったとき。
凌さんのスマホから着信音が鳴り響き、凌さんは「ご馳走様。またな」と言って、そっとお店を出て行くのだった。
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