極上チャイナマフィアは、健気なカフェ店主を逃がさない
今日は私だって、店先でフルーツを細かくカットしたフルーツ烏龍茶のドリンクとジャスミンクッキーを販売する。
凌さんに何度も味見をして貰って、太鼓判を貰った。

だから大丈夫だと、ほぅと暖かい吐息を漏らす。

その他にも、下準備は抜かりなくやった。
露店営業の営業許可申請、消防署への火気使用に関する申請など。行政に許可を貰うのに奔走したり、屋台の配置、本部設営、SNSでのアピール。やることは毎日山のようにあった。
その間も、お店はしっかり営業していた。

目の回る忙しさ。
でも浪川さんや皆と一緒に頑張った。
両親も友達も応援してくれた。
凌さんも昼に遊びに来てくれると言ってくれた。

頑張るたびに「お祭り、楽しみにしている」と、声がけを沢山貰った。
それらが力になった。
やれることはやった。

「──商店街はまだ頑張れる。絶対に立ち退きなんかしない」

こくっと一口、ハーブティーを飲んでゆっくりと目を開く。
窓から朝日が燦々と降り注ぎ、天気もばっちり。
神様だって私達に味方してくれていると思った。

「よし、今日も一日、元気出していくわよっ」

気合いも十分に、お祭りに臨むのだった。
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