恋の模範解答を教えて~年下君の甘い執着に落とされまして~【完結】
マンションの敷地に入り、エレベーターを降りて自室の前へ辿り着く。
和香が鍵を開けると、帆高は自然な動作でそのまま彼女の後ろについて中へと足を踏み入れた。
「今日は和香さんの家に泊まろうと思って、俺の着替えとか持ってきました」
「え……あ、そうなんだ……。そ、その方がいいよね」
「はい」
帆高はいつものように爽やかな笑みを浮かべて見せる。
和香は心の中でずっと身構えていた。
神楽坂の言動に動揺し、勝手について行ってしまったことに対して、帆高から責められたり問い詰められたりするのではないかと身を縮めていたのだ。
だが、彼はその話題に一切触れようとはしない。
(怒って……ないのかな、)
拍子抜けしつつも、何事もなかったかのようにリビングルームへ一歩足を踏み入れた、まさにその時だった。
背後から伸びてきたしなやかで強い腕によって、和香の身体は一瞬で後ろから固く拘束された。
「わ、っ……、」
背中に伝わるのは、帆高の激しい鼓動と強い体温だった。
耳元にすっと顔を寄せられ、低く切ない声が落ちてくる。
「和香さん、お願いだからいかないでください」
和香が鍵を開けると、帆高は自然な動作でそのまま彼女の後ろについて中へと足を踏み入れた。
「今日は和香さんの家に泊まろうと思って、俺の着替えとか持ってきました」
「え……あ、そうなんだ……。そ、その方がいいよね」
「はい」
帆高はいつものように爽やかな笑みを浮かべて見せる。
和香は心の中でずっと身構えていた。
神楽坂の言動に動揺し、勝手について行ってしまったことに対して、帆高から責められたり問い詰められたりするのではないかと身を縮めていたのだ。
だが、彼はその話題に一切触れようとはしない。
(怒って……ないのかな、)
拍子抜けしつつも、何事もなかったかのようにリビングルームへ一歩足を踏み入れた、まさにその時だった。
背後から伸びてきたしなやかで強い腕によって、和香の身体は一瞬で後ろから固く拘束された。
「わ、っ……、」
背中に伝わるのは、帆高の激しい鼓動と強い体温だった。
耳元にすっと顔を寄せられ、低く切ない声が落ちてくる。
「和香さん、お願いだからいかないでください」