恋の模範解答を教えて~年下君の甘い執着に落とされまして~【完結】
「俺が聞きたいのは、そんな諦めじゃない。和香さん自身が“どうしたいのか”を聞いてるんです」
「……っ、」
「あなたは、そんなことで簡単に折れるような人じゃない。俺はずっと、あなたのすぐ側で頑張る姿を見てきました。大丈夫ですよ。辛くなったら、俺がいます。それに……もう少しだけ待ってもらえたら、俺がすべてを解決できますから」
「……な、なに言ってるの……帆高くんにそんなことできるわけ…―、」
「和香さんの、素直な気持ちを聞かせてください」
遮るように告げられた言葉。
帆高のどこまでも優しい双眸が、傷ついた和香の心を包み込むように見下ろしている。
和香は思わず目頭を熱くした。
本心なんて、言えるわけがない。 彼の輝かしい未来を汚したくないからこそ、好きだなんて言えるはずがないのに。
それなのに…―彼の温もりに導かれるようにして、引き結んでいた唇が勝手に動いていた。
「……っ、」
「あなたは、そんなことで簡単に折れるような人じゃない。俺はずっと、あなたのすぐ側で頑張る姿を見てきました。大丈夫ですよ。辛くなったら、俺がいます。それに……もう少しだけ待ってもらえたら、俺がすべてを解決できますから」
「……な、なに言ってるの……帆高くんにそんなことできるわけ…―、」
「和香さんの、素直な気持ちを聞かせてください」
遮るように告げられた言葉。
帆高のどこまでも優しい双眸が、傷ついた和香の心を包み込むように見下ろしている。
和香は思わず目頭を熱くした。
本心なんて、言えるわけがない。 彼の輝かしい未来を汚したくないからこそ、好きだなんて言えるはずがないのに。
それなのに…―彼の温もりに導かれるようにして、引き結んでいた唇が勝手に動いていた。