双恋〜大好き、でも譲れない!〜
クールで無愛想だと思ってたのに、こんな反応するなんてズルすぎる。
胸の奥がキュンと甘く疼いて、気づけば口が勝手に動いていた。
「あのね! 私、涼宮真鶴って言います! まっちゃんって呼んで!」
「……は?」
「鳳くんとお友達になりたいの! だから……お昼、一緒に食べない!?」
思い切って最高の笑顔で提案してみる。
鳳くんは一瞬呆気にとられたように私を見つめたあと、呆れたように小さく息を漏らした。
「……断る。俺は一人で食う」
「えーっ! ケチー! じゃあ明日は!? 明日ならいい!?」
「……しつこい」
口では「しつこい」なんて冷たく言う癖に、私を振り払って行こうとはしない鳳くん。
言葉とは裏腹な不器用な優しさに、私の恋心は完全に加速してしまった。
「ふふ、絶対に諦めないからね! 鳳くん!」
遠ざかる彼の背中に向かって手を振ると、鳳くんは背を向けたまま、どこか照れくさそうに頭をガシガシと掻いていた。
(鳳くん……絶対、仲良くなってみせるんだから!)
その様子を、物陰からちづちゃんが見つめていることにも気づかずに。
胸の奥がキュンと甘く疼いて、気づけば口が勝手に動いていた。
「あのね! 私、涼宮真鶴って言います! まっちゃんって呼んで!」
「……は?」
「鳳くんとお友達になりたいの! だから……お昼、一緒に食べない!?」
思い切って最高の笑顔で提案してみる。
鳳くんは一瞬呆気にとられたように私を見つめたあと、呆れたように小さく息を漏らした。
「……断る。俺は一人で食う」
「えーっ! ケチー! じゃあ明日は!? 明日ならいい!?」
「……しつこい」
口では「しつこい」なんて冷たく言う癖に、私を振り払って行こうとはしない鳳くん。
言葉とは裏腹な不器用な優しさに、私の恋心は完全に加速してしまった。
「ふふ、絶対に諦めないからね! 鳳くん!」
遠ざかる彼の背中に向かって手を振ると、鳳くんは背を向けたまま、どこか照れくさそうに頭をガシガシと掻いていた。
(鳳くん……絶対、仲良くなってみせるんだから!)
その様子を、物陰からちづちゃんが見つめていることにも気づかずに。