俺様で冷徹なハイスペック医師は ツンデレで不器用で激甘な素顔を隠せない
「……脈が少し速いな。眠れないのは、不安だからか? それとも……」

​律は葵との距離を半歩詰め、耳元へ顔を寄せた。

​「……俺が主治医として、毎日お前の部屋を訪れる時間が終わるのが……寂しいからか?」

​「律……先生……」

​図書室の圧倒的な静寂の中、息が触れ合うほどの距離だ。

​「……素直になれ、葵。お前が『寂しい』と一言言えば、今夜はカルテの整理をすべて取りやめて、お前が眠るまで手を取り続けてやる」

​素直になれないツンデレと、逃げ場を無くすような激甘な誘い。

冷徹な神の手が見せる、夜の図書室での甘い仕掛けに、葵は胸を熱くさせた——。
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