俺様で冷徹なハイスペック医師は ツンデレで不器用で激甘な素顔を隠せない
3話 連れ出したい場所
外気に触れるリハビリ(外気適応訓練)の許可が下りた。
葵はPTの付き添いのもと、病院の屋上庭園へと足を踏み入れた。
爽やかな秋の風が葵の頬を撫でる。
長かったICU生活や病室内でのリハビリを思えば、青空の下で風を感じられるだけでも胸が詰まるほどの感動があった。
PTは葵に声をかけた。
「一ノ瀬さん、心拍数・血圧ともに少し上昇しています。ベンチで少し呼吸を整えましょう」
「……はい……」
葵がベンチに腰を下ろしたとき、庭園のガラス扉が静かに開き、白衣姿の律が現れた。
律は手に持ったタブレットに目を落としながらも、一切の迷いがない歩調で歩いてくる。
PTは素早く背筋を伸ばして頭を下げた。
「御堂先生。一ノ瀬さんの外気適応訓練、規定の15分を無事経過し、バイタルも極めて安定しております」
律は立ち止まり、タブレットから目を離すと、静かに頷いた。
葵はPTの付き添いのもと、病院の屋上庭園へと足を踏み入れた。
爽やかな秋の風が葵の頬を撫でる。
長かったICU生活や病室内でのリハビリを思えば、青空の下で風を感じられるだけでも胸が詰まるほどの感動があった。
PTは葵に声をかけた。
「一ノ瀬さん、心拍数・血圧ともに少し上昇しています。ベンチで少し呼吸を整えましょう」
「……はい……」
葵がベンチに腰を下ろしたとき、庭園のガラス扉が静かに開き、白衣姿の律が現れた。
律は手に持ったタブレットに目を落としながらも、一切の迷いがない歩調で歩いてくる。
PTは素早く背筋を伸ばして頭を下げた。
「御堂先生。一ノ瀬さんの外気適応訓練、規定の15分を無事経過し、バイタルも極めて安定しております」
律は立ち止まり、タブレットから目を離すと、静かに頷いた。