君を救うためのループが、私を殺すルールだった
病院
(この声……守(ままる)くん……?)
目を開けようとしても、まぶたが何十キロもある鉛みたいに重くて、どうしても開かない。身体の感覚も全くなくて、まるで自分が透明な空気になって、天井から自分を見下ろしているみたいな、変な感覚だった。
だけど、守くんの震える声だけは、真っ暗な闇の中にハッキリと響き渡っていた。
「……いく、ごめん……っ。俺が、もっと早く気づいていれば……俺が、もっとちゃんと周りを見ていれば、いくがこんな目に遭うことはなかったのに……っ!」
ピッ、ピッ、ピッ……と、機械の冷たい音が規則正しく不気味に鳴り響いている。
鼻を突くツンとした消毒液の匂い。ここはきっと、病院のICUっていう場所なんだと思う。
守くんは、色々な管に繋がれて真っ白になった私の冷たい手を、両手でギュッと壊れそうなくらい強く握りしめて、ボロボロと大粒の涙を流して必死に祈っていた。
目を開けようとしても、まぶたが何十キロもある鉛みたいに重くて、どうしても開かない。身体の感覚も全くなくて、まるで自分が透明な空気になって、天井から自分を見下ろしているみたいな、変な感覚だった。
だけど、守くんの震える声だけは、真っ暗な闇の中にハッキリと響き渡っていた。
「……いく、ごめん……っ。俺が、もっと早く気づいていれば……俺が、もっとちゃんと周りを見ていれば、いくがこんな目に遭うことはなかったのに……っ!」
ピッ、ピッ、ピッ……と、機械の冷たい音が規則正しく不気味に鳴り響いている。
鼻を突くツンとした消毒液の匂い。ここはきっと、病院のICUっていう場所なんだと思う。
守くんは、色々な管に繋がれて真っ白になった私の冷たい手を、両手でギュッと壊れそうなくらい強く握りしめて、ボロボロと大粒の涙を流して必死に祈っていた。