冷遇令嬢ですが、前世の知識と先見の力で運命の王第殿下と新しい国を作ります。
マキシミリアンは新しく取引する先を探してきたり、世の中の新しい商品の情報もいち早く仕入れてくる。

さすが外交関係に強い。

その人脈を生かして多くの国と取引を結んできた。

JM商会の商品は引手あまたで相手先は声を掛ければ喜んで応じてくれた。

特にJM化粧品のシアバター関連化粧品は営業する必要もないほどだった。

サンプルを奥様にと言って渡すだけで次の日相手から連絡が来て契約になるのだ。

悩んでいた化粧品のパッケージの柄は離宮に咲く薔薇をモチーフにした。

JMとアレンジした字にツルバラを絡ませるのだ。

そのバックには薄く大輪の薔薇の花が描かれている。

なんとその図案を書いたのはマデリアだった。

薔薇の色を変える事で乳液やボデイクリーム、シャンプーなどと種類別に色分けしてよくわかるようにした。

彼女は外見に似合わず繊細な絵を描いた。

マデリアには特別賞与を渡し絵の使用権を買い取った。

自分の描いた絵が認められてすべてのパッケージに使用されてそれだけで十分だと言って喜んだ。

マキシミリアンがハメラニア共和国に来て一年後、彼の手腕でJM商会は飛躍的に成長していった。

小さな町工場もJM商会の扇風機やかき氷機を量産するために大きな工場になった。

今では町工場という感じではない。

会社として下請けも何社か抱える大きな工場になった。

ジャスミンが考えるJM商会の色々な物を作る専用の工場として認知されていった。

耐熱ボトルや無線通信機に今でいう懐中電灯や着火ライター等々

二人に最初の子供ができたら抱っこ紐におんぶ紐子供のおもちゃなども…

その創作意欲は留まる所を知らず、この世界にないものを作り出していった。

そしてそれらすべてを特許として登録しその数は何十にも上るようになった。

マキシミリアンからちょっと待てと制止がかかるほどだった。
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