嘘つきシンデレラ〜地味男を選んだら、俺様御曹司に溺愛されました〜
「……星南。これから分からせてやるよ。俺の女になるってのが、どういう意味なのか」
ようやく心を掴んだ、唯一の女。
これからは、不安に思う隙すら与えるつもりはない。
穏やかに眠る星南の唇に、そっとキスを落とす。
寝込みを襲う趣味は無い。だが、あまりにも無防備に眠っていられるのも、それはそれで複雑だ。
触れた唇の柔らかさに、また胸の内を掻き立てられる。
──この女は、もっと思い知ればいい。本気で惚れた女を前にした男が、どうなるのかを。
そう思いながら、再び唇を塞ぐ。反応のない唇を舌で割り、中へと滑り込む。歯列から上顎の裏まで丁寧になぞり、その間に空いた手のひらで肌を辿った。
何にも包まれてない膨らみは容易に朔夜の手を受け入れ、そうしているうちに、次第に星南の寝息が乱れていく。
「んっ……ぁっ」
小さな喘ぎが漏れたのち、ぴくりと体が揺れる。
やがて、まどろみの中にあった瞳がゆっくりと開いた。
そして数秒、ぼんやりと朔夜を見つめたあと、星南の目が弾かれたように見開かれる。