嘘つきシンデレラ〜地味男を選んだら、俺様御曹司に溺愛されました〜
「え、朔夜?ちょっ…何して……」
「おはようさん。オヒメサマ」
「はあ!?」
声を張り上げた星南が、抗議するように朔夜の胸板を何度も叩く。
「寝込みを襲うなんて最低!」
「お前こそ。旦那様を置き去りに眠りこけるなんて配慮が足らねえぞ」
「配慮って……」
「まさか俺が、大人しく起きてくるまで待ってやれるようなお優しい男だと思ってたのか?」
動きが緩んだ一瞬を見計らい、星南の細い腕を取る。そのままシーツの上へと縫い留めると、星南の瞳が、戸惑いと恥じらいの狭間で揺れた。
「今まで散々焦らされまくった責任、その身体でしっかり取ってもらおうか」
「えっ?うそ、ちょっと待っ……!」
朔夜が顔を寄せ、細い首筋へ唇を落とす。
「こんなの身体がもたな……んんっ」
抗議の言葉は、重ねられた唇に溶けた。
力の抜けた身体を抱き寄せながら、星南の耳元で低く囁く。
「今度はちゃんと、俺が満足するまで付き合ってもらうからな」
その声に宿る熱に、星南の身体が小さく震えた。
そして、もう拒む言葉は聞こえてこなかった。
それを確かめた朔夜は、満足げにゆっくりと目を細める。
「……愛してる、星南」
その言葉の余韻を残すように、朔夜は再び唇を重ねた。